京都で最も象徴的なシルエット

京都のポスターを見たことがあるなら、東寺の五重塔を見たことがあるはずです。高さ54.8m、日本最高の木造塔。826年の創建以来、火災や落雷で5回再建され、現在の塔は1644年に徳川家光の寄進で再建されたものです。

「東寺」という名は「東の寺」を意味し、796年——京都が都となってわずか2年後に創建されました。当時は南の「西寺」と対になって都の南入口を守っていましたが、西寺は何世紀も前に消失し、東寺だけが残りました。そして東寺は、日本における真言密教の中心地となったのです。

弘法大師との結びつき

823年、嵯峨天皇は空海(後の弘法大師)に東寺を下賜しました。空海は唐から真言密教の教えを持ち帰ったばかりの僧で、東寺を日本最初——そして現在も最重要——の真言宗寺院としました。空海は寺院の配置を三次元曼荼羅として設計しました。密教の宇宙観を建築で表現したのです。

見どころ

  1. 五重塔:東寺の象徴。各層は仏教の異なる世界を表します。内部は特別公開時のみ拝観可能ですが、外観は年中見学できます。2024年には50年ぶりに内部が一般公開されました。
  2. 金堂:国宝。薬師如来坐像を日光・月光菩薩が挟む。日本・唐・天竺の建築様式が融合。
  3. 講堂:東寺曼荼羅の中心。21体の仏像が三次元曼荼羅の配置で安置——彫刻で成立した密教曼荼羅の唯一の現存例。国宝。
  4. 御影堂:弘法大師が祀られる堂。かつての住居。毎朝6時から護摩法要が行われ、早朝の参拝者が参列できます。
  5. 宝物館:曼荼羅、密教法具、仏教美術を展示。空海が唐から持ち帰った品々も。

500年続く縁日

毎月21日、東寺では弘法さん(別名:東寺ガラクタ市、ご利益市)が開かれます。15世紀から続く骨董市で、1,200以上の屋台が並びます。日は弘法大師の月命日です。骨董、陶器、包丁、植木、屋台料理、そして知らなかったものが見つかる——日本最大級かつ最も雰囲気のある骨董市の一つ。

混雑を避けるなら9時までに到着。市場は早朝5時から午後4時頃まで、天候に関わらず開催。

ライトアップ

春の桜シーズンと秋の紅葉シーズンには、五重塔が夜間ライトアップされます。暗夜に浮かぶ塔、あるいは桜越しに望む塔——京都で最も撮影される夜景の一つ。

基本情報

項目情報
開門時間8:00 - 17:00(冬季16:30まで)
拝観料金堂・講堂500円、宝物館500円、五重塔内部800円(期間限定)
境内無料。塔は外から無料で見学可能
アクセス京都駅(八条東口)から徒歩5分——駅から最も近い主要寺院
弘法市毎月21日 5:00〜16:00
所要時間1〜1.5時間(弘法市の日は2〜3時間)

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